【開催レポート】日野地域の健やかな「食べる」を考える!「メーカーズキャラバンvol.5」開催しました!

メーカー=モノづくりやコトづくりをする人・企業の技術やサービスに込めた想いを掘り起こし、実際に地域に足を運び、見て、触れて、学んで、少し視点を変えて新しい発想と未来を考えていくプロジェクト「メーカーズキャラバン」。
第5回目を2019年11月17日(日)に開催しました。

これまで、主にものづくり企業をテーマに日野市内の工場へ足を運び、技術や製品に着目をして取り組んできましたが
今回は少し趣向を変えて「食」「健康」というわたしたちの暮らしにより近い、「地域の健やかな【食べる】をデザインする」というお題に挑戦しました。

さて、突然ですが「認定栄養ケア・ステーション」という拠点についてご存じでしょうか?
「認定栄養ケア・ステーション(以下、認定栄養CS)」とは、栄養ケアの業務を行う適格性を有するものとして、公益社団法人日本栄養士会の認定をうけた地域密着型の栄養ケアの拠点のこと。地域での食育・健康づくり、疾病の予防、そして治療から介護まで、「切れ目のない食生活の支援」を提供しているそうです。

メーカーズキャラバンvol.5のテーマは日野市に拠点をおき、地域の栄養士として活動されている「認定栄養CSヘルシーネットワークつながる」さん。管理栄養士が運営するこの拠点がある日野市ならではの、「食」を軸にした地域が抱える課題解決の方法を一緒に考える場をつくるべくご協力いただきました。

「食べる」ということは私たちにとってとても身近なことのひとつで、それは私たちの身体をつくり、活動の源になることに直結します。

一方で、「食べる」ということについて別の視点で向き合ってみると、それは心や文化、知能、そして人と人との繋がりを形成する上でもとても重要なことだとも感じませんか?また、昨今「孤食」や「食生活の乱れ」などの「食べる」に関するさまざまな課題は、社会的課題として注目されつつあります。そこで今回は、「食べる」を様々な視点で捉え、地域を健やかにする、地域で暮らす人々の健康をよりよいものにするための新しい「食べる」の在り方のアイデアをさまざまな属性の方からなるチームによって考える場をつくりました。

日野市の地域を知り、「食べる」こと・「健康」とは何なのかについて想いを巡らせた1日をレポートします!

管理栄養士ってどんな仕事?身近な「食」について理解を深めるレクチャー

最初のプログラムは認定栄養CSヘルシーネットワークつながる 知久さんによる、管理栄養士の仕事や食に関する様々な課題についてのレクチャーです!

レクチャーの中では、なかなか身近ではない管理栄養士という職業についてや、誰しもが直面する可能性のある食にまつわる課題について学びました。また、知久さんたちがこれから着手していきたい食に関する問題についてもご共有いただき、アイデアを出す上でのきっかけを得たり、1日で誰のための・どのようなアイデアを生み出したいかを各々が考えたりする時間にもなりました。

いざ地域をキャラバン!「食べる」「健康」「栄養」に関するミニツアー

続いて、今回は日野地域を対象に「地域の健やかな【食べる】をデザインする」というお題に取り組むため、まずは地域のことを知ろう、ということで、会場のPlanTから外へ飛び出すことに!

「食べる」「健康」「栄養」といったキーワードに当てはまる、すでに地域で活動されている施設やお店をめぐり、運営者の方々のお話を伺うミニツアーを行いました。

当日は天気に恵まれ、気持ちの良い青空の下をピクニック気分でキャラバン!
参加者の方の大半が日野地域に初めて足を運んだ方ばかり。ということで、この地域の歴史や形成の過程についてもお話しながら目的地へ。

1か所目は健康増進複合施設Tomorrow PLAZAの1階にある「アフタースクールカフェ」さん。

日野市のともに成長しあえる仲間と笑顔で過ごせる放課後のようなコミュニティカフェ、というコンセプトで、飲食店運営もしつつ、起業・創業、講座・イベント開催を応援するなど、何かをしたい方が初めの一歩を踏み出すためのサポートもされています。

おすすめメニューである自家製カレーとハンバーグを昼食にいただきながらオーナーの本間さんのお話しを伺いました。
最初は障がいのある方の働く場をつくりたい、という想いからはじまったこのカフェ。
いまでは朝のこども食堂や、といった子育て応援メニューなど、多方面の方を応援するサービスを次々実践されており地域に愛されるお店のひとつとなっています。

本間さんのサスティナブルな視点でのカフェ運営から、食の場の可能性の広がりを学ぶことができたのではないでしょうか。


続いて2か所目はすぐお隣の多世代交流型賃貸集合住宅 たまむすびテラス内に位置する「ゆいま~る食堂」さんへ。
こちらはサービス付き高齢者向け住宅に併設されている地域にひらかれた食堂です。

運営者の清水さんから、地域の食堂を運営していく中での気づきをご共有いただきました。
また、この食堂を中心に、餅つきなど多世代で交流できる季節のイベントも行われているそうです。
そのほか、まちの図書館を入居者の方が運営されているなど、食堂の他にもさまざまな拠り所が存在する暖かい空間が多世代の方にとって居心地がよく、まちのたまり場になっているように感じました。

実は今回の参加者の中に、たまむすびテラス内のシェアハウス「りえんと多摩平」に以前入居されていた方が偶然いらっしゃり、
即興でご案内いただく場面も!

自分の目で見たこと、耳で聞いたことをもとにみんなで考え抜く3時間半!

ツアー後は、いよいよアイデア出しです!
午前中のレクチャーやツアーから、ターゲットや目的が様々なプレイヤーや拠点が存在することを把握した上で、この地域にどんな取り組みや仕組みがあったらよいか、ということをチーム一丸となって考えます。

ワークシートや付箋を使い、チーム内で議論を重ね、徐々にアイデアをかたちにしていく3時間半。
今回、3チームの議論の流れをFlowLife Laboratoryの荒木さんに分かりやすく可視化していただきました!

©FlowLife Laboratory

1日の集大成!公開プレゼンテーション

レクチャー、ツアー、ディスカッションと、約6時間半インプットとアウトプットを行い、チームで考え抜いたアイデアを披露する公開プレゼンテーション。

認定栄養CSヘルシーネットワークつながるのみなさんにからもアイデアに対するご感想や、実践してみたい!こういうふうにすれば実現可能かも、といった具体的なご意見もいただくことができました!

最後は今日一日を走り切った仲間たちとの懇親会!
力いっぱい乾杯し、他のチームのメンバーとも積極的に交流を深めあいました!
こうして、朝から晩まで長丁場のメーカーズキャラバンvol.5は幕を閉じました。

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節目となる第5回目は、今まで以上に地域に寄り添った回になったのではないでしょうか。
日野地域にお住いの方も、初めて来た方も、みなさん自分事としてテーマとお題をとらえ、取り組んでいただけたのではないかと思っています。

PlanTという共創の場で、ひとりではなくみんなで集まって考え、つながっていく場。
これからも様々なテーマに挑戦していきたいと思います!


次回開催もお楽しみに!