環境と建築を、複層的に考える
西田 沙妃
建築デザイナー/
NoMaDoS環境設計部
プロフィール
1986年生まれ。
学部ではフランクロイドライトの弟子である、遠藤新設計の甲子園ホテルで3年間を過ごし、大学院にて環境建築に興味を持ち、そこではパッシブデザイン(太陽や風や自然を利用した建築)を中心に、それがどう社会に実装され得るかを考えていました。
個人としては環境工学×建築デザイン研究会に参加したり、震災直後ということもあり、原発反対運動の起きていた山口県の祝島や、徳島県の神山町に足を運んで地域研究と風シミュレーションを掛け合わせたりと、自発的に研究を行っています。
その頃から、「環境工学から建築を考える」というスタンスも偏りのような気がしていたので、新しい思想を持った事務所で建築を一から考えてみようと思い、403architecture[dajiba]で建築修行。
主に住宅、店舗などのリノベーション案件に従事し、またヴェネチアビエンナーレ・愛知トリエンナーレ・2121・ギャラリー間・Under35などへの出展作業や家具製作、クラウドファンディングなども行いました。
2020年3月にNoMaDoS環境設計部に入社し、建築にも環境にも偏らない、複層的な思想や行動を目指して活動しています。またslowzというアプリ事業にも携わり、エシカル消費を中心とした店舗の取材や編集業務も行っています。
コアスキル
・建築デザイン、それに伴うコンセプト企画
・研究リサーチ業(主に建築、環境、アート)
・CGデザイン
・風シミュレーション(OpenFOAMなど研究中)
業務内容
・環境問題やサステナビリティを考え抜いた建築の提案。
・「都市/生活/情報」を関与させた、新しい店舗空間の提案。
・環境シミュレーションに基づく、建築設計(研究中)
・その他、省エネ計算資料作成など
利用の仕方・おすすめポイント
普段出会うことのないような職種の方々、貴重なご経歴をもちながら、新しい挑戦をされている方々とのお話しは、いつも刺激になっています。リモートワークで自分の中に閉じこもってしまわないように、自分とは異なる意見を取り入れるようにしています。
他のコワーキングスペースとは違って、不思議と落ち着くところが、こちらのおすすめのポイントです。
一言メッセージ
環境といっても、厳しく自分を制限するようなことを考えるのではなく、デザインを楽しみ、できるだけご自身のやりたいことと社会の、良い関係を実現できるような提案をしたいと思っています。会社がフルリモート&フルフレックスのため、会社以外の方々との出会いに期待しています。
PlanT運営から
どこかあどけなさが残る笑顔の裏には、芯の強さが隠されている西田さん。環境に対する想いやグローバルな視点を大切にしている優しい雰囲気から、知的なエッセンスが垣間見え、それが彼女の魅力を作り上げています。建築や環境の幅広い知識で、あらゆる社会課題の困難を解きほぐして解決へ導こうとかんがえている西田さん。受付でぜひ声をかけてみてください。今まで知らなかった環境、建築などの話題に触れることで、自分のビジネスアイデアにも「新しい風」が吹き込むかも!