フォトグラファーとは何者なのか?それをビジネスへ繋げる試行錯誤
上記テーマで開催されたPlanTビジネスカフェvol.8
スピーカーはフォトグラファーのたかはしじゅんいち氏
セミナーを通して
- “学びと成長は楽しい”
- “学んで得た感性を社会に還元していきたい”
- “自分の興味あることで自由に生きていきたい”
と力強く語るたかはし氏の真剣な表情が印象的でした。
プロフェッショナルに憧れた時期
大学生の時にぼんやりと「写真家になろう」とイメージ。
一流写真家のアシスタントを経験して、ぼんやりした”イメージ”から”明確な目標”に変わったそうです。その時の経験が、現在のたかはし氏の写真・仕事への向き合い方の礎になっています。
“自分”をアピールするためにアメリカへ
「ポートレートを撮影したい!」その一心で渡米。
当時は英語の勉強もしながらの大変の生活でした。
その生活の中でも意識していた事は
- 自分の価値を上げること(商品価値が高い仕事を取るために良い作品を残す)
- プレゼンと営業(企画を考えて商品を人に見せる / 自分を雇うメリットを示す)
と語ります。帰国、再渡米をしてから”人”の繋がりを感じた時期があり、そこから環境が変わったと言います。「不要な緊張をしなくていい」と思えて、一気に仕事が増えたそう。この頃から撮影を楽しめるようになり、その理由は”人との繋がり”があったからだそうです。
現状のステージを考えて仕事をする
今までの仕事を初・中・後期と分け「その時々に適切な方法を選択した」と語るたかはし氏。写真を「山登り」に例え”頂上に登る工程と自分の伸びしろを考えながら仕事に接している”という言葉が印象的でした。
【初期】
- 間違っていい時期
- 自分の存在を知らせるためのアピールをする
- 人よりたくさんのリソースを投入して自分の未熟さをカバーする
【中期】
- やらない仕事を増やした
- 仕事を選び、自分の価値を高める段階
【後期】
- 自分を柔軟にアップデートする
- 社会や人のためになる仕事をしていく
- 今後の自分をどう作り上げていくかを考える
一流になるために日頃から意識していること
たかはし氏は一流であり続けるには「自分のマネをしないこと」と語ります。その理由を
- 試行錯誤しなくなる
- 自分のマネをしたものは劣化する
と力強い言葉で締めくくりました。
参加者の中にはA4の紙がビッチリ埋まるくらいメモを取っていた方もいらっしゃいました。とても熱量が高く、一流であるからこそ話せる言葉が随所にあった、とても刺激的なビジネスカフェでした。
セミナー終了後のイベントスペースでは、たかはし氏に質問をする参加者の方々の列が途切れませんでした。その光景からも、今回のセミナーの熱量の高さが伺えました。ビジネスカフェvol.8は盛況のうちに終了となりました。
PlanTでは、これからも皆さんの学びに役立つイベントを随時開催して参りますので、ぜひご参加下さい。