【開催レポート】農業で起業! わたしの軌跡と未来 地域と暮らしに密着した農業ビジネスとは?(PlanTビジネスカフェvol.31)

経営者のマインドと覚悟を学ぶ

2025年3月25日、日野市多摩平の森産業連携センターPlanTにて、「経営者のマインドと覚悟を学ぶ」をテーマにビジネスカフェを開催しました。今回のゲストは、(株)ネイバーズファーム 代表取締役の梅村桂氏。起業の経緯から現在の事業の展開、そして経営者としての覚悟についてお話しいただきました。

梅村氏の経歴とネイバーズファーム設立の背景

梅村氏は埼玉県戸田市生まれ。小学校4年生までは父親の仕事の都合で海外生活を経験し、15歳の時に日野市へ引っ越しました。その後、東京大学農学部に進学し、農業法人での研修を経て、2019年にネイバーズファームを設立。 「ネイバーズファーム」という名称には、ご近所さんのように身近な存在として農業を営みたい”という想いが込められています。梅村氏の農場は、日野市の住宅地の中に位置し、消費者に近い形で農業を展開しています。

事業の展開とスマート農業の導入

梅村氏の農場では、年間約30種類の野菜を生産。特にトマトの養液栽培に力を入れ、最新技術を活用したスマート農業を実践しています。HMG技術を取り入れることで、生産性の向上を図り、全国平均を大きく上回る収穫量と品質の向上を実現。

また、農業経営においては、

  • 農地確保の難しさ
  • 資金調達の課題
  • 従業員の雇用と育成  といった経営者ならではの課題を乗り越えながら、事業を成長させてきました。

経営者としての覚悟と学び

梅村氏が起業を決意した背景には、大規模農業法人での経験がありました。大量生産・大量消費の農業の中で、自らの手を離れた後の品質管理の難しさを痛感。そこで、消費者に直接届けられる農業の形を模索し、東京での就農を決意しました。

起業にあたっては、

  1. 栽培技術の習得
  2. 農地の確保
  3. 事業計画の策定
  4. 設備投資と資金調達  というステップを経て、事業を軌道に乗せました。

また、都市農業の可能性についても言及し、「都市の中で農業を営むことが、街の魅力を高め、地域の人々とのつながりを生む」との考えを示しました。

参加者の声

参加者の方々からは、満足された旨の多くのコメントをいただきました。

  • 起業、ビジネスのお手本となる活動内容で1つ1つ勉強になりました。
  • 非常に勉強になるお話でした。戦略的に、そしてこだわる点は妥協せず進められたことや熱い思いも強く伝わりました。
  • 農業が抱える問題や、自分がそれにどう関わっていけるかを考えるきっかけをいただきました。
  • 農業の弱点である採算性を実現している点が素晴らしい。30年後までのビジョンを持っているのも感心しました。
  • 目標を持って実現していく経験話、実現するための手段の話が聞けたのが良かった。

今回のビジネスカフェでは、起業のリアルな経験談を通して、経営者としてのマインドや覚悟を学ぶ貴重な機会となりました。今後も、様々な業界の起業家を迎え、学びの場を提供していきます。

次回は(株)North Village 代表取締役 北村表現氏が登壇。 

夢を形にする熱量経営 地域に根ざし成長する飲食ビジネスの秘訣」のタイトルで熱く語っていただきます。

次回、5月22日(木) 開催のビジネスカフェもお楽しみに!